1947-09-16 第1回国会 衆議院 労働委員会 第12号
しかしながら、海上勞働者たる船員保險の被保險者に關しましては、陸上勞働者と異なる特殊な勞働事情を有する點に鑑みまして本保險の被保險者より除外いたし、船員保險中にこれを吸收することといたしました。
しかしながら、海上勞働者たる船員保險の被保險者に關しましては、陸上勞働者と異なる特殊な勞働事情を有する點に鑑みまして本保險の被保險者より除外いたし、船員保險中にこれを吸收することといたしました。
これは話が外れますけれども、單に海上勞働者の生活が、物質的に計量される面で非常に苛酷だというばかりでなく、それに結び付けて、この間の姦通罪廢止の公聽會なんかに、九州の方から船員の代表がわざわざ出掛けて來て、姦通罪廢止時期尚早論を話しておりましたが、私は姦通罪廢止時期尚早論には反對ですけれども、姦通罪は廢止すべきものであると考えます。
船員保險は元來船員という特定勞働者のみを對象とした勞働保險でありまして、海上勞働者の疾病、養老、災害というようなものを保險をいたしております。かような關係から船員行政を完全に遂行いたしますためには、船員に對する給與の一つの形態とも考えらるべき船員保險の行政を綜合いたしまして、これを實施いたします上におきましては、海上勞働者の保護に更に一段の強化推進を來たすことができます。
先般海運組合の問題のときに承つたと思つておるのでありますが、海上勞働者は陸上とは違うのであつて、海上は萬國的に特殊な組合法によつておるという御説明であつたように思う。今ここで官廳分課規程というものを見ておつたのでありますが、この中の農林省漁船課について「第二十六條、漁船課に於ては左に掲ぐる事項に關する事務を掌る。
この過程におきまして、海員組合は罷業の際に産別の傘下にはいる決議をいたしておつたのでありますけれども、爭議解決後、産別から脱退いたしまして、現在は總同盟にも産別にも属さない一つの海上勞働者の單一組合である——海上勞働者の大部分を結集した單一組合であるという獨特の存在を續けておるような次第であります。